音楽が大好きで、
「自分でもギターを弾いてみたい!」
「大好きなプロギタリストみたいになりたい!」
超絶ギターテクニックに憧れたことある人なら、一度くらいプロギタリストになってやるっ!そう考えた人もいることでしょう。
ただ、そう考える年齢については様々かと。
そこで疑問になるのが、
- プロギタリストに年齢制限があるのか?
- 30歳からでもプロギタリストになれるの?
中学生でロックギターにハマって、ギターを始める人がいれば、社会人になって、ブルースやジャズの魅力に取り憑かれ、ギターを始める方もいらっしゃいます。
前者はともかく、後者になれば、今からでもプロになれるのか?そう考える方もいらっしゃるかも知れませんね。
そこで当記事では、ギターは大人からでもプロになれるのか?についてお話してみようと考えました!
ぜひ最後までご覧ください。
プロギタリストに年齢制限はあるの?
さっそくですがプロギタリストに年齢制限はあるのでしょうか?
結論からお伝えすると、プロギタリストを目指すのに年齢制限はありません。
30歳を超えてからでも、ギタリストとしてプロとしての道を歩むことは充分に可能です。
ギターのプロへの可能性は、年齢に縛られることなく、大人でもギタリストとしてプロになることは十分可能です。
逆に言えば、子供であってもプロとしての才能を発揮することができるのがギターはもちろん、アーティストの世界です。
ギターはその奥深い魅力と多様性によって、年齢や経験に左右されず、誰もが挑戦し、成長できる楽器なのです。
では、ギターにおけるプロの定義は一体何なのでしょうか?これについては、プロスポーツ選手のように一言で明確に答えることが難しいこともあります。
ギタリストとしてのプロフェッショナリズムは、単に技術の高さだけでなく、表現力や音楽の理解、オリジナリティなど、さまざまな要素が絡み合って成り立っています。次項では、ギターにおけるプロとアマの違いについて詳しく探っていきたいと思います。
ギタリストにおけるプロとアマの違いとは?
ギタリストにおけるプロとアマの違いってどこにあるのでしょうか?
- 演奏技術?
- 作曲やアレンジ?
- 売れる楽曲を作れるか?
- お金
こうしてみると上記のすべてが当てはまりそうな気がしますよね。
どれも間違いではないでしょう。
極論にはなりますが、わたしが考えるプロとアマの決定的な違いは、他人のためにギターを弾けるか、それとも自分の為に自分が好きなギターを弾くか、この違いだと考えています。
ギターのプロフェッショナルとは?
ギターのプロフェッショナルとは、自分のためというよりは、
他人のためにギターが弾けるか?
ということになるのではないでしょうか?
もちろん、はじめは自分(所属しているバンド)の好きなことを突き詰めて才能や人気を認められてレーベルと契約するわけです。
ですが、売れれば売れるほど、自分たちの好きなことばかりができなくなってくる。
つまり、レーベル側からいろんな制約が出されることも多いと聞きます。
そういった現実が嫌になってバンドを解散する話とかよく聞きますよね。
プロになると過酷な全国ツアーや、さらにビッグになると世界中を回ることも。
来る日も来る日も同じ楽曲をプレイし続けるわけです。
それでも、自分たちの好きなことで食べていけたらいいほうでしょうけど。
プロとしていつまで活動できるのかわからないのが現実ではないでしょうか。
ギターのアマチュアとは?
反対にギターのアマチュアとは、
自分が好きなギターを好きなように弾くことができる
ということではないでしょうか。
つまり自分が弾きたい楽曲を、自分が気持ちよくなるために演奏する!
気分が乗らない時や弾きたくない曲は弾かない、こういうことが自由に選択できることがアマチュアだと考えています。
もちろんアマチュアでも人に頼まれて少しのギャラで演奏することもあるでしょう。
ですが、気に入らなければ断ることができるはず。
それに比べてプロになると、「この仕事は嫌だ!」こんなこと言ってたらそのうち仕事もなくなるわけです。
ここまでプロとアマチュアの違いをお伝えしましたが、もちろんこれはぼくの考えであって、みんながみんな同じ考えだとは限りません。
プロギタリストになるのに30歳からでも遅くはない!
前項では少し後ろ向きな意見も言いましたが、プロギタリストになるのに30歳からでも決して遅くはありません。
30歳からでも、プロギタリストを目指すことは十分に可能です。
実際、30歳を過ぎてからキャリアをスタートさせ、プロギタリストとして活躍されている方も多くいらっしゃいます。
年齢を重ねたことで、若い頃にはなかった感性や表現力が、独自の音楽性を築く材料になることも。
日本の素晴らしいプロギタリストに押尾コータローさんという方がいらっしゃいます。
彼は34歳でメジャーデビューを果たしました。
もちろん演奏技術はアマチュア時代から優れたギタリストだったのですが、プロに転向されたのが34歳ですからけっして早くはないですよね。
以上の点から踏まえてプロギタリストに年齢制限がないことがわかってもらえたのではないでしょうか。
もう一度いいますが、30歳を過ぎたからといってプロギタリストを目指すのに遅すぎることもありません。
また、プロの仕事が全てステージで自身のバンドで演奏することだけではないんです。
一概にプロと言っても様々な仕事があるのです。
次項で詳しく解説しましょう。
ギターのプロといっても様々な職業がある
ギターといっても、アーティスト活動(バンド)だけが全てではありません。
ギターに携わって給料や報酬が貰えれば、それだって立派なギターのプロと言えるでしょう。
バンド活動がメインのプロギタリストに比べれば、ギターに携わる職業の方がギターで大人からプロになりやすい仕事ともいえますね。
ではギターのプロにはどんな職業があるのでしょうか?
スタジオミュージシャン
こちらもギタリストとしての活動になりますが、レーベル契約したアーティスト以上に他人のためにギターを弾く職業と言えるでしょう。
主な仕事内容としては、ツアーに同行してサポート演奏したり、レコーディングなどに参加し、アレンジや制作などにかかわるなど、職人的な役割といえるかも。
そういったことからアーティスト以上のスキルが求められる仕事です。
ギター講師
ギター教室の講師や、インターネットを使ったギター養成講座の講師など、初心者から中級者に向けてギターを教える職業です。
教える相手にもよりますが、こちらも音楽理論など様々なスキルが求められる職業だといえるでしょう。
ギタークラフトマン
ギターを制作したり修理するなど、主に作る側の立場の人もギターのプロといえるのではないでしょうか。
こういった職業だと、ギタリストに比べ、ギターでも大人からプロになりやすい職業と言えるのかも知れませんね
このようにギターに携わる職業は様々です。
また、プロのアーティストとして活動していなくても、上記の職業を兼任しながら、好きな音楽を好きな仲間とともに演奏したり、依頼があれば小さなライブハウスやライブバーなどで活動するギタリストの方もいらっしゃいます。
なのでギターが好きだからといって、ステージで演奏するだけがプロではないということです。
ギターのプロになればそれだけで食べていける?
ここで少し現実的な話をすると、ギターのプロになったからといってそれだけで生活していけるのでしょうか?
一言で簡単に言うことはできませんが、今の時代音楽だけで食べていける人は一握りなのではないかと。。。
もちろんギタリストとして、そこそこの才能と技術、知識があれば、上記のように講師として食べていくことも可能でしょうけど。
それでもやはりかなり厳しい世界なのは間違いないでしょう。
わたしの後輩でもレーベルと契約して、プロミュージシャンとして活動していたギタリストがいましたが、数年後にはバンドは解散して今は普通に仕事をして普通に暮らしています。
ここまでプロギタリストの年齢制限についてお話してきましたが、結論としては年齢に関係なくプロになれると言えるでしょう。
ですが、今の仕事をやめていきなりプロを目指すのではなく、今の仕事を続けながらギタリストとして活動するのが間違いなくおすすめです。
そうして活動してるうちに、本当に才能があればどこかから声がかかるはず。
その時初めてプロを意識しても決して遅くはないでしょう。
音楽やギターの楽しみ方は人それぞれです。
続けることで見えてくるものも変わってくるのではないでしょうか。