初めてギターを買う時に悩むのが予算ですよね?
同じギターでも、1万円から数十万円、もっと上を見れば何百万円するギターまであります。
そしてこんな話を聞いたことありませんか?
「安いギターは弾きにくいからやめておけ!」
「安いギターを買ってもすぐに良いのが欲しくなる!」
これは初めてギターを買う時に誰もが悩むことです。
そこで今回は高いギターも安いギターも買った経験のある私が、正直な感想をお伝えできればと思います。
これからギターを買おうと思っている方の参考になれば幸いです。
こんな疑問を解決
- 安いギターは弾きにくいからやめておくべき?
- いくらぐらいのギターなら弾きやすいの?
- おすすめのギターが知りたい!
安いギターが弾きにくいというのは本当のこと?
安いギターが弾くにくいというのは本当のことなのでしょうか?
安いギターが弾きにくいのかということに関しては、正しいともいえるし間違っているともいえ言えるでしょう^^;
というのもギターは1本1本違うわけで、どうしても安いギターに弾きにくい個体の割合が高くなるのは事実です。
では、弾きにくいとはどういったものを言うのでしょう。
- フレットの作りが雑で指に引っかかる
- ギターのネックが反っている
- 弦高が高い
順番に解説します。
フレットの作りが雑で指に引っかかる
フレットとはギターのネック部分(フィンガーボード)に半音間隔に打ち込まれている金属の仕切り。
この部分の作りが個体によって雑な場合があります。
フレットは、ギターの音を出す上でとも大切な部分。
フレットの打ち込みが悪いと、
- 音が出ない
- 音が伸びない
- 運指がうまくいかない
こういった状況に陥ります。
ギターのネックが反っている
ギターのネックが反っていると、
- 音の出ないところがある
- コードなどが押さえ辛い
- 音がビビる
フレットの作りが雑の項目と被る部分もありますが、基本的には同じような症状になります。
弦高が高い
こちらはアコースティックギターに多いのですが、どうしても安いギターだと、弦高が高くなりがちです。
弦高が高いと初心者に取ってはとても弾きづらく感じることでしょう。
ギターを長く弾いていると、いろいろ好みも変わってきて、弦高が高いほうがいいと感じる人もいますが、やはり初心者にとって弦高が高いのはおすすめできません。
特にハイポジションでコードが押さえにくいということに不満を感じるでしょう。
安いギターには他にもいろいろな粗がありますが、必ずしもダメだということではないです。
ネットや通販などでギターを購入する場合は、実際にギターを見たり触ったりできないので、やはり安いギターほど楽器店での購入をお勧めします。
ですが初心者の場合、楽器店で試奏するのは意外と勇気がいることです。
ギターが弾ける友人に同行してもらうのもいいですし、ショップでギターを弾けないことを伝えて、店員さんに試奏してもらうのもオススメですよ。
いくらぐらいのギターだったら弾きやすいの?
安いギターは弾きにくいと言われても、だったらいくら位のギターなら弾きやすいのか?ってことですよね?
ギター雑誌の広告や、ネットなどで見かける1万円台でギターやアンプ、チューナーなど一式揃うギターセットがありますが、正直あまりおすすめできません。
まず結論からお伝えすると、私の経験上、やはりギター単体で2~3万円は用意してほしいところ。
「ギターを買ったから教えて欲しい」そう言って家にやってきた友人がいたので、ギターを見せてもらったら、まさに1万円台で売ってるセット販売のギターでした。
ストラトタイプでしたが、聞いたことのないブランドです。
試奏してみたところ、まずチューニングがなかなか合わない。
ギターペグが緩いことが原因でした。
このあたりは少し調べれば原因と調整方法がわかるのですが、やはり初心者だとなかなか難しいのが現実でしょう。
あとはネックが少し反り気味でしたね^^;
私自身、一番はじめに買ったギターは、フェンダージャパンのアンプがセットになったギターでした。
今から30年以上前になりますが、当時4万円台で買った記憶があります。
その当時はネットショップ等も存在していなかったので、ギターが弾ける友人について行ってもらいました。
友人が試奏してくれて、これなら大丈夫ということでドキドキしながら購入したのを覚えてます。
ではなぜ2~3万円代のギターがおすすめかというと、実際にそれくらいの価格帯ならそれなりに有名なブランドのギターがあるからです。
次項でいくつかおすすめのギターをピックアップしてみたいと思います。
安くておすすめのギター!
それでは2~3万円台で買えるおすすめのギターをいくつかピックアップしたいと思います。
エレキとアコースティックで分けて紹介しますね。
2~3万円台で買えるおすすめのエレキギター
私がおすすめする、予算2~3万円のギターは「SQUIER(スクワイヤー)」製のエレキギター。
スクワイヤーはFenderの廉価版を担当している子会社です。
私自信もスクワイヤーのジャズマスターを1本持っていますがとても気に入っているギターです。
Fenderの廉価版ということで、有名所のモデルである、
- ストラト
- テレキャスター
- ジャズマスター
- ムスタング
など種類やカラーも豊富できっとお気に入りの1本が見つかることでしょう。
実売価格が2~3万円台ですが、実際の本体価格はもう少し高く設定されているので、満足度もなかなかですよ。
もう一つおすすめなのが「ARIA Pro II」製のエレキギターです。
ARIA Pro IIは名古屋に拠点を構えるブランドで安心の国内メーカーです。
販売モデルは上記のフェンダータイプのギターに加え、ギブソンのレスポールタイプからSGなど幅広いタイプのエレキギターを取り扱っています。
なので予算2~3万円台でレスポールやSGが欲しいとなると最初に浮かぶ候補ではないでしょうか。
ちなみに私も以前はアリアのレスポールを使っていましたよ!
予算2~3万円台でエレキギターを買うなら、スクワイヤーかアリアがオススメです!
2~3万円台で買えるおすすめのアコースティックギター
続いてアコースティックギターの紹介です。
アコギで予算2~3万円台となると、個人的にはヤマハのギターがおすすめですね!
アコースティックギターといっても中にはエレアコと呼ばれる、アンプを通せるギターもあります。
いずれにしても予算3万円台なら、じゅうぶん満足できるアコースティックギターを買うことができるでしょう。
安いギターを買ってもすぐに良いのが欲しくなる?
ここまで2~3万円台のギターをおすすめしてきましたが、1万円台のギターが必ずしもダメだというわけではありません。
中にはコスパに優れたギターがあるかも知れません。
それにいざギターを買ったもののすぐにやめてしまう人もいるでしょう。
どんな楽器も同じですが、ギターを買ってもある程度弾けるようになるには根気とそれなりの練習量が必要です。
なので試しにやってみようというだけなら、1万円台のギターもありなのかもしれません。
ただギターは続けていると、必ずもっと良いギターが欲しくなるものです。
先に挙げたスクワイヤーやアリアのギターなら長く使えるギターなので、結果的に安上がりということになるのではないでしょうか。
ちなみにプロギタリストの中にはスクワイヤーやアリアのギターを好んで使っているアーティストもいるくらいですよ。
まとめ
安いギターは弾きにくいのかについてまとめてきましたが、いかがでしたか?
安いギターが絶対ダメということはないですが、ぼくの経験からやはり、満足の行くギターの最低ラインは2~3万円台くらいからということになります。
これくらいの予算をみれば、きっと満足のいく最初の1本が見つかることでしょう。
お気に入りのギターを手に入れて、ギターライフを満喫しましょう!